◆古書を通じた時間旅行

Fantegutt Books ブログ 古書を通じた旅

前回のブログでも少し触れたのですが、ファンテギュット・ブックスは日本とドイツで離れて暮らす姉妹で運営しており、XやインスタグラムなどのSNSでも両方がつぶやいています。noteStoresのニュースは基本姉が担当していますが、妹も気が向いたらときどきアップしています。

さて、先日noteで「今はもうない場所」という記事をアップしたのですが、今日はそんな過去への時間旅行ができる古書を紹介したいと思います。

①チェコの犬の写真集 ” Zivot je pes… ” Frantisek Dostal 1987年

エリオット・アーウィットにも認められたというチェコのストリート・フォトグラファーFrantišek Dostál による、街角の犬のスナップを集めた写真集。人々や子供たち、街の様子がまさに80~90年代の雑誌『オリーブ』の世界で、もう戻れないあの頃、今では本の中でしか出会えない当時の街並みに、想いを馳せてしまいます。カレル・チャペック『ダーシェンカ』が好きな方にもおすすめしたい一冊です。

https://fanteguttbooks.stores.jp/items/69c0feab6e449598b7191ede

②ナン・ゴールディン写真集 ” The Ballade of Sexual Dependency ” ドイツ語版

自身を含む80年代の若者の日常が綴られた赤裸々な日記のような、ドラマのような作品。「コンプライアンス」という言葉を誰もが知るようになった現在ではおそらく生まれないのではないか、とつい思ってしまったり、「性的マイノリティ」という言葉は広まったものの、この頃から何が変わったのだろう、と思ったり。深く考えながら見るのもよし、パラパラとめくって80年代の雰囲気を楽しむのもよしな一冊です。

https://fanteguttbooks.stores.jp/items/699ebe5b6cb68c6bad7d079c

③90年代アメリカの写真集 ” Auf der Suche nach Freiheit ( Die bibliophilen Taschenbücher Nr. 588) “

数々の独特なテーマで「Bibliophile (愛書家)」を楽しませてくれる、1970年代にドイツで刊行されたシリーズDie bibliophilen Taschenbücher。こちらは主にアメリカの原風景の写真で知られるスイス人写真家クリスチャン・ヘーブによる写真集です。1980-90年頃のザラザラとしたアメリカの雰囲気をお楽しみいただける一冊です。

https://fanteguttbooks.stores.jp/items/68b65ef400d7d51548716c08

④ミニブック イギリスの風景 Klaus Moritz ” Reise nach England “

旧東ドイツのグラフィックアーティスト、クラウス・モーリッツの、イギリスへの愛が詰まった作品集です。今はもうないであろう、昭和のイギリスの街角の風景がカラー・白黒で収められています。

https://fanteguttbooks.stores.jp/items/69ce3307871146216f4f0931

⑤アンドレ・ケルテス 写真集 ” Andre Kertesz ” 1978年

ハンガリー出身で、写真をモダンアートに昇華させた存在としてのちの世代に影響を与え続ける写真家、アンドレ・ケルテス。専門的な知識がなくとも、彼の作り出す詩的な世界と、どこを旅しても出あうことはないかもしれないザラザラとした過去の質感に、心をつかまれる人は多いのではないでしょうか。1ページ1ページ、その世界をじっくり味わいたい写真集です。

https://fanteguttbooks.stores.jp/items/69a00eff155f2d0e7a5ff41e

ファンテギュット・ブックスでは今日紹介した本のほかにも、古書を通じた時間旅行ができるような古書を取り扱っております。ぜひごゆっくりと、オンラインショップを覗いてみてください。

また、思い出の一冊を探すお手伝い『Buchfinder』サービスもご好評いただいております。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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